2021.7.14

アーティゾン美術館のモネ展、ふたたび延期に。会期は未定

アーティゾン美術館で今年10月2日〜2022年1月10日に開催を予定していた「クロード・モネ-風景への問いかけ」展が、日仏の新型コロナウイルス感染状況に鑑みて、再度延期となった。新たな会期は未定。

クロード・モネ サン=ラザール駅 1877 カンヴァスに油彩 オルセー美術館蔵
Photo (C) RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Benoît Touchard / distributed by AMF
前へ
次へ

 今年10月2日〜2022年1月10日にアーティゾン美術館で開催を予定していた「クロード・モネ-風景への問いかけ」展が、再度の延期を発表した。新たな会期は未定だ。

 フランスのオルセー美術館、オランジュリー美術館とともに開催される本展。当初、20年7月11日~10月25日の開催予定だったが、日仏の新型コロナウイルス感染状況に鑑みて数度もの延期が決定。今回も、フランスの重要作品を万全の体制によって理想的なラインナップで公開するための、やむをえぬ変更となった。

クロード・モネ 睡蓮 1903 カンヴァスに油彩 石橋財団アーティゾン美術館蔵

 本展では、網羅的なモネのコレクションを持つオルセー、オランジュリー両美術館との協働により、日本初公開の22点を含む62点のモネ作品を紹介。モネが過ごした時代と場所から「睡蓮」の連作へとつながる過程をたどり、その「風景画」の全貌を明らかにしようとする展覧会だ。

 なお新型コロナウイルスの影響により、今年は、国立新美術館で3月から予定されていた「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」の中止、同館で9月から開催予定だった「マティス 自由なフォルム」の延期なども発表されている。