2021.5.13

バンクシーの《Love is in the Air》が約14億円で落札。暗号通貨での支払いも可能に

バンクシーの《Love is in the Air》が5月12日にサザビーズ・ニューヨークの現代美術イブニングセールで1290万ドル(約14億円)で落札された。同作の入札は、実物の作品に対して初めての暗号通貨での支払いが可能になった。

約14億円で落札されたバンクシー《Love is in the Air》 出典=サザビーズのTwitter(@sothebys)より

 5月12日にサザビーズ・ニューヨークの現代美術イブニングセールで、バンクシーの代表作のひとつである《Love is in the Air》が300万〜500万ドルの予想落札価格に対し、1290万ドル(約14億円)の価格で落札された。

 サザビーズは今月、世界最大級の暗号通貨取引所である「Coinbase」とコラボレーションし、ビットコインとイーサリアムを物理的な作品への支払いとして受け付けることを発表。今回のバンクシー作品はその最初のケースであり、入札は通常の通貨によって行われるが、落札価格の支払いについては暗号通貨を使用することができるようになった。

 同社は、今年4月に匿名のデジタルアーティスト・Pakと共同開催したNFTセール「The Fungible Collection」でも暗号通貨での支払いを導入しているが、実物の作品に導入するのは今回初めての事例となった。