国立・都立の美術館が軒並み臨時休館へ。3度目の緊急事態宣言

4月25日からの緊急事態宣言を受け、国立・都立の美術館・博物館が軒並み臨時休館を発表した。

中断となった「鳥獣戯画展」の様子

 東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に4月25日から出される緊急事態宣言。これを受け、美術館・博物館でも臨時休館の決定が相次いでいる。

 小池都知事が「人流の抑制」を訴える東京都では、都立の美術館がすべて25日より臨時休館となることとなった。東京都美術館の「イサム・ノグチ 発見の道」展は24日に開幕したばかり。

 いっぽうの国立館では、国宝《鳥獣戯画》の4巻すべてを初めて同時展示することで話題を集める東京国立博物館の「国宝 鳥獣戯画のすべて」が東博の休館とともに中断。SNSでは中断を嘆く声が見られた。

 国立新美術館の「佐藤可士和展」は本来、5月10日までの会期だったものの、休館を受けて4月24日での閉幕が決定した。

  東京国立近代美術館の「あやしい絵展」は5月16日までの会期だが、緊急事態宣言が長引けば閉幕の可能性もある。

佐藤可士和展

 このほか、公立ではないものの東京藝術大学大学美術館も臨時休館を決定。今後、他の美術館も臨時休館に入る可能性がある。

 最新の情報は「まとめ:3度目の緊急事態宣言による美術館・博物館休館情報」にて確認してほしい。

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