青森県内の5つの美術館とアートセンターで、各施設が持つ特徴と県内のアートや文化をつなぎ、その魅力を発信する連携プロジェクト「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」。今年7月の「青森アートミュージアム5館連携協議会」の設立に始まったこのプロジェクトが、本格的に始動した。
参画するのは、青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、(仮称)八戸市新美術館、十和田市現代美術館。現在は、連携の情報について掲載する公式ウェブサイトの先行版が公開されている。
ウェブサイトには、5館の展覧会スケジュールを一度に閲覧できる機能や、5館と周辺のアートスポットをつなぐ周遊プランなどを追加予定。2021年2月をめどに、アートを軸に多様化する旅に対応したポータルサイトの公開を目指す。
また、アートディレクターに野間真吾を迎えたプロジェクトロゴも決定。アラビア数字の”5”と、「Sense(感覚)」の”S”をかたどるシルエットになっている。
今後は、有識者を招いたアートフォーラムや、共通のテーマで開催する企画などの実施を予定。県内のアートスポットにおける周遊率の高まりや地域振興が期待される。