全面改装を経て2021年4月に全面リニューアルオープンを控える長野県信濃美術館。このオープンに合わせて、新たにレストラン、カフェ、ミュージアムショップが開業する。
1966年に長野市の善光寺に隣接する公園内に開館した長野県信濃美術館は、「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトに、新たな建築として来年4月にリニューアルオープンする。
来春の本館オープンと同時に2階スペースに開店するレストランは、長野県産の食材を使用したイタリアンやフレンチのメニューを提供。店内からは善光寺を見据えることができ、美術館閉館後も21時30分まで営業する予定だ。
3階のカフェは軽食やドリンクだけでなく、アルコール等も提供されるスペース。こちらは食事がしない人も気軽に利用できる空間となる。
また、ミュージアムショップも豊田市美術館や金沢21世紀美術館といったミュージアムショップを手がけるマイブックサービスによりリニューアル。アート関連の書籍のみならず、ハンカチやステーショナリーといった生活雑貨や、長野ならではのグッズなど、多様な商品展開が行われる。
加えて、リニューアルにあたって一新されるスタッフユニフォームのデザインは、同県出身であるMame Kurogouchiのデザイナー・黒河内真衣子が担当することも発表されている。
なお、併設されている東山魁夷館は、2019年10月に本館よりひと足早くオープンした。