東京・上野の国立科学博物館(科博)が4月24日より、自宅でも科博を楽しめるコンテンツを提供している。
科博は1877年に開館した日本でもっとも歴史のある博物館のひとつであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館。館内には、地球生命史と人類をテーマにした「地球館」と日本列島の自然と人々がテーマの「日本館」があり、特別展や企画展も随時開催するなど、日本有数の大規模博物館として人気を博している。
今回、そんな科博がオンラインコンテンツの目玉として公開したのが、「地球館」と「日本館」の展示室全体をバーチャルに閲覧できる「かはくVR」だ。
同館は一般財団法人VR革新機構と協力し、展示室全体を高画質画像を撮影。「地球館」では地下3階から3階までを、「日本館」では地下1階から3階までを網羅しており、ユーザーは3DあるいはVRで鑑賞可能。巨大な恐竜の骨格標本から、様々な動物の剥製、あるいは産業資料まで、同館が誇るコレクションを高解像度で、あますところなく楽しめる。
さらに「かはくVR」では、フロアの断面図という普段では絶対に見ることができない視点で博物館を眺めることもできる。この機会にぜひ巨大な科博をじっくりと探訪してみてほしい。
なおこのほか、企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」の解説付き動画や、科博研究者による動画「おうちでかはく、科学に触れる時間」などをYouTubeチャンネルで配信。こちらもあわせてチェックしたい。