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2019.11.25

「バンクシー作品らしきネズミの絵」、日の出ふ頭で展示スタート

今年1月、東京日の出駅付近にある防潮扉で発見され、4月25日〜5月8日に東京都庁第一本庁舎2階のロビーで一般公開された「バンクシー作品らしきネズミの絵」が、日の出ふ頭2号船客待合所(シンフォニー乗り場)であらためて公開された。

「バンクシー作品らしきネズミの絵」の展示風景
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 ネズミが傘をさした、バンクシーによるものとされる作品。この一般公開が、東京・日の出ふ頭2号船客待合所(シンフォニー乗り場)で公開されている。

 本作は、今年1月に東京・日の出駅付近にある防潮扉で発見されたもので、東京都は作品保護や混乱防止を目的に、パネル部分を取り外して倉庫で保管。しかし、一般公開を求める声が多かったため、4月25日〜5月8日の期間限定で、東京都庁第一本庁舎2階ロビーで展示を行った。

バンクシー作品らしきネズミの絵

 この作品についての真贋は不明で、都は「バンクシー作品らしきネズミの絵」としている。また今回の一般公開について、都は次のように経緯を説明している。「公共物への落書きは決して容認できるものではありませんが、地元の方々からは、地域資源として本来の場所に戻すか、あるいは近い場所で保管し、多くの都民が見学できるようにして欲しい旨の要望があり、日の出ふ頭の賑わい向上にも資することから、絵の描かれた防潮扉が設置されていた場所に近い同ふ頭において展示することとしました」。

 なお展示期間について、東京都はとくに終了時期を決めていないという。2020年にはバンクシー関連の展覧会が複数開催されることが決まっており、「バンクシーイヤー」とも言える。本作も、関連スポットとして注目を集めそうだ。

展示風景