「アーティストのための宇宙論」特集として、宇宙で実際に行われたアートプロジェクトや研究機関におけるアートとの協働、ロシア宇宙思想など、幅広い視点から宇宙とアートの関わりを紹介した『美術手帖』10月号。
同特集と、現在開催中の坂本夏子「迷いの尺度、スピンオフ」展に関連したトークイベント「アートと宇宙、SF、サイエンス」が10月18日、NADiff a/p/a/r/tで開催される。
出演者は、次元や世界の構成要素といった宇宙科学に通じる概念に関心を持つアーティストの坂本に加え、特集内の筆者から、宇宙科学者として美術をはじめ様々な分野の専門家と協働してきた磯部洋明、SF評論を多く手がけ、大衆文化のなかの宇宙に詳しい文芸批評家の藤田直哉。
本イベントではアーティスト、科学者、評論家の目線から見た宇宙とアートのクロスポイント、SFや絵画などそれぞれの専門分野の観点からの議論、そしてアートとサイエンスの協働のあり方まで、宇宙と芸術を結ぶ新たな視座を探る。