1975年の創立以来、フランスを拠点に世界各国でブランドを展開してきたアニエスベーが、日本で初となるアートギャラリーをオープンさせる。
ギャラリーがオープンするのは青山店の2階。アニエスベーはこれまで、同社が運営するギャラリー「ギャラリー デュ ジュール」監修のもと、フランス国外ではニューヨーク、香港でギャラリーを展開してきた。東京のギャラリーはこれらに次ぐ3ヶ所目で、監修は同じくギャラリー デュ ジュールが担当。現代美術を中心に、写真やドローイングなど国内外のアーティストを紹介していくという。
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ギャラリーの展示スペースは100平米。これに加えて自社出版の書籍などを扱うミュージアムショップや、Face Recordsがセレクトしたビンテージレコードを扱うレコードストアも併設する。
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同ギャラリーのこけら落としとなるのは、90年代よりニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するアーティスト・ROSTARR(ロースター)の個展「PAREIDOLIC BEHAVIOUR」展。ROSTARRは「グラフィジックス」と呼ばれる、図形的な文字を絵画として構築した作品を手がけており、これまでポンピドゥー・センターでのライブペインティングや、パリのギャラリー デュ ジュールで個展などを実施してきた。
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本展では、ROSTARRのスケッチブックから抜粋したドローイング全130点を展示。大半の作品が世界初公開となる。