NEWS / HEADLINE - 2018.11.10

チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』が戻ってくる。バージョンアップ公演が来年1月に開催決定

2014年初演のチェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』。そのバージョンアップ版『スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド』が、東京・世田谷のシアタートラムで上演される。期間は2019年1月25日〜2月3日。

メインビジュアル

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 岡田利規が脚本・演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立されたチェルフィッチュ。最近では2016年に震災後の社会背景を主題とした『部屋に流れる時間の旅』、17年には代表作『3月の5日間』リクリエーション版を上演。また、今年4月には熊本市現代美術館で展覧会「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」を開催するなど、さらに活動の場を広げている。

 そんなチェルフィッチュによる『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』のバージョンアップ公演が、来年1月に開催される。

『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』初演・マンハイム公演(2014年) ©︎Christian Kleiner

 14年の初演以降、世界13ヶ国を巡回した『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』。舞台は現代社会の一部と化し、今やなくてはならない存在となったコンビニ。全編を通して流れるバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻にあわせて、現代人の価値観の移り変わりや鬱屈、押し寄せる分断の時代を描いた作品だ。

 初演から4年を経て再創作される本作は、テキストはそのままに動きの過剰さを加速させ、ほとんどダンス作品のような様相になっているという。岡田は本作について「シュッとした空虚さ。音楽、身体の動き、発されるせりふ。それらが緊張したり弛緩したりする関係。スタイリッシュなバージョンにします。それによって上演の空間が主題で満たされてしまうようなスタイルで上演します」とコメント。

 ソリッドな空虚さで現代社会の本質を射抜いた本作に、期待が高まる。

『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』初演・マンハイム公演(2014年) ©︎Christian Kleiner