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EXHIBITIONS

渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉

熊本市現代美術館|04.27 - 06.16

The Fiction Over the Curtains 2017–18 撮影=加藤甫

A Man on the Door 2017–18

The Fiction Over the Curtains 2017–18 撮影=加藤甫

楽屋で台本を読む女 2017–18

第四の壁 2017–18 撮影=加藤甫

働き者ではないっぽい3人のポートレート 2017–18

Standing on the Stage 2017–18

 演劇カンパニー・チェルフィッチュによる45日間の演劇公演/展覧会が熊本市現代美術館にて行われる。

 チェルフィッチュは岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。2007年『三月の5日間』(第49回岸田國士戯曲賞受賞作品)にて国外進出を果たして以降、世界70都市での上演歴を持つ。近年は、海外のフェスティバルによる委託作品製作の機会も増えており、活動の幅をさらに広げている。

 今回は、境界のありようをテーマにつくる6本の〈映像演劇〉によって構成される演劇公演/展覧会。岡田が舞台映像デザイナーの山田晋平とともに取り組み始めた新しい形式の演劇〈映像演劇〉は、投影された映像が人の感覚に引き起こす作用によって展示空間を上演空間へと変容させる試みで、この形式が「演劇」というメディアそのものの潜在的な可能性を拡張させる大きな可能性になるのではないかと見出している。

 《The Fiction Over the Curtains》では、カーテンのように設置された半透明のスクリーンに7人の人物が現れる群像劇が展開され、《第四の壁》ではいつ訪れるかわからない侵入者を阻止するため、門の前に土嚢を積み上げるという演劇を3人の男性が上演するなど、各作品を通して2つの異なるものや領域、タイプのあいだの境界のありようをめぐる、現在においてごくオーソドックスな問題を取り上げる。


作・演出:岡田利規
映像:山田晋平
会場構成:長坂常(スキーマ建築計画)
出演:青柳いづみ、安藤真理、太田信吾、大村わたる、川﨑麻里子、吉田庸、塚原悠也(contact Gonzo)