大田区・羽田空港近くの人工島「京浜島」は、シリコンバレーに送るための半導体をつくる旋盤工の人々、潜水艦のような浄水装置の製造工場、ロケットの先端やパラボラアンテナなどの製造技術などがある、「ものづくりの島」だ。
2017年より開催されている「鉄工島FES」は、これら京浜工業地帯の豊かな技術と歴史を再発見し、このエリアで働く人々とアーティスト達とのコラボレーションを発生させ、新しい時代の表現を生みだしていくことを目的としている。
そして、アーティスト、クリエイターと、この京浜島とのさらなるコラボレーションの可能性を広げ、「鉄工島文化」を発展させていくために、「鉄工島アイデアジャンボリー」が企画された。
「鉄工島アイデアジャンボリー」ではまず、京浜島の工場を見学することからスタートし、そこで練ったアイデアを応募、審査や投票を経て受賞者が決定する。グランプリ受賞者は、京浜島のアートファクトリー「BUCKLE KÔBÔ」の1年間利用特典に加え、来年度開催予定の「鉄工島FES」の招聘アーティストとして参加することができる。
鉄を使った作品やプロダクトをつくってみたい、あるいは京浜島の環境を使ってパフォーマンスや展示インスタレーションを企画してみたい、そして京浜島エリアにある技術や人からインスピレーションを得たいというアーティストは、この機会に応募してみてはいかがだろうか。