ヒップホップとアートをつなぐ。Mos Defがギャラリー「Compound」をオープン

ラッパーのMos Def(モス・デフ)が、アートとヒップホップをつなぐギャラリー「Compound」を2018年8月、ニューヨークにオープンすることが明らかになった。

モス・デフ 出典=ウィキメディア・コモンズ(By Scootie - https://www.flickr.com/photos/ssandars/199505407/, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1703656)

 1990年代にラッパーとしてデビューし、近年はヤシーン・ベイ名義で俳優としても活動するMos Def(モス・デフ)が今年8月、ニューヨークにギャラリー「Compound」をオープンすることが明らかになった。

 Mos Defはこのたび、ナイキ、ユニバーサル・ミュージックなどの企業で広報を担当してきたセット・フリー・リチャードソンとともにギャラリーを設立。同スペースでは、ヒップホップとアートをつなぐ美術作品やデザインの展示、パフォーマンス、映画上映プログラムなどを展開していく予定だという。また、知られざる気鋭アーティストの発掘の場となることを目指している。

サウス・ブロンクスの壁に描かれたバンクシーのグラフィティ(参考画像) 出典=ウィキメディア・コモンズ
(By Scott Lynch - https://www.flickr.com/photos/scottlynchnyc/10412228563/, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29393321)

 8月のオープニング企画として開催されるのは、90年代よりJay-Z、Eminem、Busta Rhymes、Nasなどを撮影してきた写真家・映像ディレクターのジョナサン・マニオンの個展だ。

 「The Compound」が設立されるのは、ニューヨーク、サウス・ブロンクスの「ピアノ地区」と呼ばれるエリア。この地区をアートで活性化するとともに、洗練されたイメージへとリブランディングする役割も期待されているこのギャラリーの、今後の活動に注目したい。

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