2017年5月、スタートトゥデイ代表取締役の前澤友作が約123億円という高額で落札し、一躍世界中の話題をさらったジャン=ミッシェル・バスキアの《Untitled》(1982)。昨年11月には東京・代官山のヒルサイドフォーラムで行われた「第4回CAF賞作品展」で特別展示された同作が、ついに美術館で初展示されることになった。
会場となるのはニューヨークのブルックリン美術館。ブルックリンはバスキアの生まれ故郷であり、ブルックリン美術館はバスキアが幼少時に「子供会員」だったゆかりの場所。今回開催される展覧会はその名も「One Basquiat」で、前澤の協力のもと《Untitled》にフォーカスしたものとなっている。
本展開催について、前澤は「バスキアの傑作を故郷で展示できることに興奮しています。展覧会を通して、地元の若い人々が故郷のヒーローからインスパイアされることを願っています」とコメント。
また美術館は「『One Basquiat』は美術館とバスキアのつながりの継続を示すもっとも新しいもの。この素晴らしい作品を展示する機会を与えてくれた前澤氏の厚意に厚く感謝します」としている。