石川直樹が写す、世界最北の町の二つの姿。リニューアルオープンのNADiffで個展開催

世界をフィールドに活動する写真家・石川直樹の個展が、12月1日にリニューアルオープンした恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで開催される。最北の町スヴァルバールの夏と冬、それぞれの姿を捉えた作品を発表する。会期は2017年12月1日〜2018年1月8日。

Svalbard ©Naoki Ishikawa

 石川直樹は1977年東京生まれの写真家。世界各地へ旅をしながら、その多様な光景を言葉や写真によって表現してきた。現在、その活動を振り返る大規模個展「この星の光の地図を写す」が全国巡回している。

 本展では、石川が旅したノルウェー、スヴァルバールの土地の記録と記憶についての覚え書きを、写真、旅の道具とともに展示する。スカンジナビア半島に位置する北極圏最北の町・スヴァルバールは、夏と冬の二つの季節によって異なる表情を見せる。光に満ちた白夜の夏と闇に包まれる極夜の冬のそれぞれを訪ねた石川は、その景色と光を作品としてまとめ上げた。

 なお会期中には、石川が自身の愛用の品をオークション形式でたたき売りをするイベント「石川直樹の道具・蚤の市」も開催される。

編集部

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