富山県立近代美術館を前身に、2017年8月に全面開館した富山県美術館。その開館記念展 Part 2として、「素材と対話するアートとデザイン Art and Design, dialogue with materials」が開催される。
木や鉄のような身近な物から最先端の新素材まで、素材の移り変わりはアート、デザイン両方の領域に深く関わっている。本展では、建築家でデザイナーのエマニュエル・ムホーが新作のインスタレーションを制作するなど、素材の可能性を追う若手作家たちの作品を紹介。さらに倉俣史朗の《ミス・ブランチ》など富山県美術館の所蔵作品を併せて展示し、様々な素材の魅力と、そこから触発されて生まれる造形を紹介する。
なお、本展と併設して国際北陸工芸サミット「ワールド工芸100選」展も開催される。同展では「U-50 国際北陸工芸アワード」 の優秀作品や、選考委員がキュレーションした作品などを展示し、世界各地の工芸の動向を紹介する。