2017.11.18

富山県美術館で開館記念展 Part 2が開催。アートとデザインで素材の可能性を考える

2017年8月に全面開館した富山県美術館で、開館記念展 Part 2として「素材と対話するアートとデザイン Art and Design, dialogue with materials」が開催されている。会期は2017年11月16日〜2018年1月8日。

エマニュエル・ムホー COLOR OF TIME 2017 ※画像はイメージ
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 富山県立近代美術館を前身に、2017年8月に全面開館した富山県美術館。その開館記念展 Part 2として、「素材と対話するアートとデザイン Art and Design, dialogue with materials」が開催される。

須藤玲子 たなばた 2004 写真=Sue McNab

 木や鉄のような身近な物から最先端の新素材まで、素材の移り変わりはアート、デザイン両方の領域に深く関わっている。本展では、建築家でデザイナーのエマニュエル・ムホーが新作のインスタレーションを制作するなど、素材の可能性を追う若手作家たちの作品を紹介。さらに倉俣史朗の《ミス・ブランチ》など富山県美術館の所蔵作品を併せて展示し、様々な素材の魅力と、そこから触発されて生まれる造形を紹介する。

倉俣史朗 ミス・ブランチ 1988(製造1994頃) 富山県美術館蔵 © クラマタデザイン事務所

 なお、本展と併設して国際北陸工芸サミット「ワールド工芸100選」展も開催される。同展では「U-50 国際北陸工芸アワード」 の優秀作品や、選考委員がキュレーションした作品などを展示し、世界各地の工芸の動向を紹介する。