写真家・春木麻衣子が新作シリーズ「vision | noisiv」を発表

1974年生まれの写真家・春木麻衣子が、TARO NASUで個展「vision | noisiv」を開催する。会期は9月2日〜30日。

春木麻衣子 vision | noisiv 08B 2017 © Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

 1974年茨城県生まれの春木麻衣子は、玉川大学文学部芸術学科在籍中の95年にゴールドスミス・カレッジ(ロンドン)に留学、97年に玉川大学を卒業した。近年では、群馬県立近代美術館「1974年に生まれて」(2014年)や、横浜市民ギャラリーあざみ野での「写真の境界」(13年)に参加。

 本展タイトルにある「noisiv」は、「vision」を反転させた造語だ。アイルランドの風景と東京の宇宙ミュージアムの展示風景を被写体として、両者の風景を印画紙上に重ねることで、現実にはない空間を作り出した。

 TARO NASUでは3年ぶりの個展となる本展で、「見る」という行為を探究する春木の現在を知ることができるだろう。

 また、本展に合わせ、赤々舎より新作写真集『_etc.』が出版される。

編集部

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