池崎拓也は1981年鹿児島県生まれ。徳之島で幼少期を過ごし、鹿児島市内に移った後、武蔵野美術大学に進学し、2008年から10年まで中国へ留学。現在は東京にスタジオを構えており、来年春には渡米の予定を控えている。
池崎は、身近な物や事象から発想し、既製品を用いた立体作品を中心に制作。変化する環境と風景のなかで自らの居場所を探すように、様々な文化や文脈を切り取って作品化してきた。
本展では「レシピ」に注目し、ものが出来上がる道程に自らの「願望」や「欲望」、「目的」を上書きすることで制作された作品を発表する。