NEWS / EXHIBITION「中林忠良銅版画展」で、日本を代表する銅版画家の画業を回顧する紫綬褒章や瑞宝中綬章を受賞した銅版画家・中林忠良の個展「中林忠良銅版画展―腐蝕の海/地より光へ」が川越市立美術館で開催される。会期は10月28日〜12月10日。2017.10.8ブックマークsave中林忠良 転位’11-光-Ⅰ 2011 エッチング、アクアチント 大きい画像で見る 銅版画家・中林忠良(1937〜)は、63年に東京藝術大学油画専攻を卒業後、同大学の大学院版画専攻に進学。89年に同大学の教授となった中林は、後進の指導や日本版画協会において重要な役割を担い、2003年には紫綬褒章、14年には瑞宝中綬章を受賞した。 中林忠良 根 1962 エッチング、アクアチント 「すべて腐らないものはない」という観念のもと、モノクロームで表現される銅版画の世界を追求してきた中林。その原風景となっているのは、疎開先で体験した雪深い風景だという。 本展では、作家の作品を一堂に展示。61年以来、56年間にも及ぶ画業を振り返る。 編集部