世界初! インターネット・アートの代表格ラファエル・ローゼンダールが美術館での個展を開催

主にインターネット空間を表現の場として活動するオランダ出身のアーティスト、ラファエル・ローゼンダールが、自身初の美術館での個展を十和田市現代美術館で開催する。会期は2018年2月10日〜5月20日(予定)。

Much Better Than This 2015 Photo by Michael Wells

 1980年オランダ生まれのラファエル・ローゼンダールは、スタジオを持たずにインターネット空間を発想と表現の場として活動するアーティスト。シンプルな造形と動き、象徴的な色彩で構成されたウェブサイトを作品として公開しており、発表の場であるホームページは年間約6000万ものアクセス数を誇る。

Installation view from 《Nova》 Museo Image E Son, Sao Paulo 2012

 近年では、インターネット空間以外でもインスタレーションや絵画作品の展示、2013年の日本での展示をきっかけに始めた俳句など、様々な方法で表現を行っている。なかでも、15年にニューヨークのタイムズ・スクエアの電光掲示板を使って行われたインスタレーションは大きな話題を呼んだ。

Installation view from 《Abstract Browsing》 Steve Turner, Los Angeles 2016 Photo by Don Lewis

 十和田市現代美術館で開催される本展は、ローゼンダールの世界初の美術館での個展。3つの企画展示室を使い、ローゼンダールの作品の世界を紹介しながら、現代のメディアが触発する創造の可能性を示唆する。

Installation view from 《Soft Focus》 MU foundation The Netherlands, 2015

編集部

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