1991年静岡生まれの増田将大は、2014年に東京藝術大学美術学部 絵画科油画専攻を卒業し、現在は、東京藝術大学大学院美術研究科 博士課程に在籍している。
増田が制作しているのは、対象を撮影したものを、同じ場所にプロジェクターで投影し、さらにそれを撮影するという過程の繰り返しによって生み出された、図像が多層的に重なったシルクスクリーンの作品である。また、大学に入学して以来、積極的に展覧会に参加しており、12年には「TURNER AWARD」大賞、14年には「GOLDEN COMPETITION」大賞、そして第1回「CAF賞」最優秀賞を受賞している。
個展としては4年ぶり、大学院修了後は初めてとなる今回。気鋭の若手アーティスト、増田将大の今後の活動にも注目だ。