「装い」から生じるコミュニケーション。西尾美也が京都で個展開催

「装う」という行為に着目した作品を展開するアーティスト、西尾美也が、京都のARTZONEにて個展を開催する。会期は4月29日から5月7日まで。

西尾美也 感覚の学校 2017

 西尾美也(1982年、奈良県生まれ)は、「装う」という行為とコミュニケーションの関係性に着目した作品を展開しているアーティスト。近年では、「拡張するファッション」(水戸芸術館、2014年)、「服の記憶」(アーツ前橋、14年)、「あいちトリエンナーレ2016」、「さいたまトリエンナーレ2016」などに参加している。

 西尾は、17年の2月末から3月初めにかけて開催された「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展」(アーツ千代田3331)において、プロジェクト《Self Select: Migrants in Tokyo》を実施。このプロジェクトは、東京に暮らす移民4名が、東京の街なかで見ず知らずの日本人と衣服を交換し、その経験をもとに自分のための新しい服をつくるというもの。

 本展では、このプロジェクトの成果の全貌を初めて紹介するほか、かつて実際に使用されていた学生服を使った新作《感覚の学校》を展示する。

西尾美也 Self Select: Migrants in Tokyo 2017

編集部

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