歴史衣装の熱心な研究者でもあったウエストウッドは、2006年に同館を訪れている。本展ではその関係性を踏まえ、館蔵の歴史的作品80点以上と彼女のデザインを並置。18世紀美術に着想したコレクションや舞台的演出と呼応する展示構成が、過去と現在を自在に往還する彼女の創作姿勢を際立たせる。

また、ファッション&テキスタイル・ギャラリーは、反物やミシン、ピンクッション、裁断ばさみが並ぶアトリエを想起させる空間に再構成される。ノーサンブリア大学ファッション学科によるデジタル分解展示を通して、バイアス裁断やプリーツ、スクリーンプリント、ダメージ加工といったウエストウッドの革新的な構築技法が可視化される。
会期中は、ウエストウッドの技法を学ぶワークショップや、スミスソンによるトークなど関連プログラムも実施予定。大胆な反逆性と物語性、そして確かなクラフトはいかにして時代を超える影響力を獲得したのか。ヴィヴィアン・ウエストウッドの創造の核心に迫る展覧会となりそうだ。

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