本展は、観覧者がまるで誰かの家の「食卓」に招かれ、食事をともにしながらアート体験をするという、参加型・体験型のインスタレーション。ギャラリー空間には安らぎを想起させる食卓のシーンが出現するが、そこへ意図された 違和感”が挿入され、夢と現実のあいだを漂うような居心地の悪さが提示される。冨安によると、本展は「夢」をキーワードに据えた長編物語の序章に位置づけられており、見る者が「夢を見ている」と気づきながらも醒めきれず、現実と非現実の境界が揺らぐ「不穏な混沌」が静かに立ち現れるという。

なお、会期中には、展示空間の食卓にて、食事をしながら鑑賞する形式の参加型パフォーマンスも実施予定。詳細および申込方法は、アートプラットフォーム「ArtSticker」内の本展ページにて後日公開される。
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