フランスのアーティスト、ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)の新作個展「PURPLE PONY」がPARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4階)で開催される。会期は11月14日~12月1日。
ジャンは1983年フランス生まれ。パリ在住。2008年にロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、10年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得。イラストレーション、絵画、彫刻、インスタレーション、写真、映像、書籍、衣類、デザインオブジェなど、ジャンルや形式を横断する幅広い表現で知られている。日本では、彫刻作品シリーズ《Paper People》《Paper Society》が東京のGINZA SIXで展示されたほか、25年5月には大阪・関西万博でタラ オセアン財団のための特別インスタレーションを発表。26年3月1日まで、NANZUKA ART INSTITUTE(上海)にて《JUJU’s Castle》を開催している。

現代社会では、フィクションは本や映画といったメディアのなかに閉じ込められ、嘘はフェイクニュースや人工的な現実のように、否定的なものとして扱われることが多い。そのような状況のなかで、ジャンはフィクションを「現実からの逃避」としてではなく、身近な世界を愛おしむためのまなざしとして受け入れ、そこにある風景や感情を新たな視点でやさしく見つめ直そうとしている。
本展では、ジャンが日本での日常生活に目を向け、自身が見て、感じ、愛するものを描きながら、なぜそれに惹かれるのかを静かに問いかける。想像と日常が混じり合う場所・東京を舞台に、“現実”と“想像”のあいだを自由に行き来しながら、愛情や想像力、そして「生きる」というシンプルな行為についての親密な省察を描き出す作品を展開する。



また、会期中には、本展開催を記念したグッズが展開されるほか、グッズ購入者(税込1000円以上)を対象にサイン会が実施される。ぜひチェックしてみてほしい。



なお、ジャンはパルコの毎年恒例となる「HAPPY HOLIDAYS」企画にて、今年のキービジュアルも担当。個性豊かなキャラクターたちがジャン・ジュリアンのナレーションとともに、特別なホリデーシーズンを演出するという。






























