三連休に見たい展覧会ベスト20。佐藤雅彦から山本理顕、BENTEN 2まで【5/5ページ】

特別企画展「ポケモン天文台」(相模原市立博物館)

 ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンたち。本展は、多様なポケモンの生態と照らし合わせて、宇宙の不思議を楽しく学ぶことができる企画展だ。

 全国巡回が予定されており、本展がその皮切りとなる。

会期:2025年11月1日〜2026年1月12日
会場:相模原市立博物館
住所:神奈川県相模原市中央区高根3-1-15
開館時間:9:30〜17:00
休館日:11月4日・10日・17日・25日、12月1日・8日・15日・22日、12月29日~2026年1月3日・1月5日
料金:一般 1600円 / 大学・高校生 1300円 / 中学生以下 800円 ※日時指定優先制

「磯崎新:群島としての建築」(水戸芸術館現代美術ギャラリー

磯崎新 水戸芸術館 1988 シルクスクリーン・プリント

 2022年末に逝去した建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模回顧展。

 「群島としての建築」と題した本展では、単一の領域にとどまらない磯崎の活動を「群島」の様に構成。「都市」「建築」「建築物」「フラックス・ストラクチャー」「テンタティブ・フォーム」「建築外(美術)」をキーワードに、建築模型、図面、スケッチ、インスタレーション、映像、版画、水彩画などの様々なメディアを通じて、磯崎の軌跡をたどるとともに、自身が設計した水戸芸術館を舞台に、建築の枠を超えた磯崎の活動を俯瞰的に紹介するものとなる。

会期:2025年11月1日~2026年1月25日
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
電話番号:029-227-8111
開館時間:9:30~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(11月3日、11月24日、1月12日は開館)、11月4日、25日、12月27日~2026年1月3日、1月13日
料金:一般 900円 / 高校生以下・70歳以上無料

「養老天命反転中!Living Body Museum in Yoro」(養老天命反転地(養老公園))

荒川修作+マドリン・ギンズ 養老天命反転地 1995
©1997Reversible Destiny Foundation.Reproduced with permission of the Reversible Destiny Foundation

 荒川修作とマドリン・ギンズによって構想・設計された養老天命反転地は、「死なないための場」をテーマに、既存の制度や価値観にとらわれず、人間の身体が持つ無限の可能性を探る空間として誕生した。物質文明から生命文明への転換が問われる現代において、両者の思想「天命反転」の意義はますます注目を集めている。

 本イベントでは、国際的に活躍するアーティストの特別展示のほか、11月1日から3日には全参加アーティストによるダンス・音楽・美術の特別公演を実施する。出演するのは、これまでも荒川+ギンズの世界を舞台化してきたNeon Dance、音響表現で知られるevala、国内外で活動を展開する大巻伸嗣の3組である。養老天命反転地におけるこの三者による特別なコラボレーションが披露される。

会期:2025年10月25日~11月17日
会場:養老天命反転地(養老公園)
住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2
開館時間:9:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火
料金:一般 850円 / 高校生 550円 / 小学・中学生 350円

特別展「プラカードのために」(国立国際美術館

 本展は、美術家の田部光子が1961年に記したテキスト「プラカードの為に」と、同年に発表された作品《プラカード》を起点とする展覧会。

 社会のなかで見過ごされてきた経験や、抑圧された声に目を向ける7名の作家による作品を紹介し、表現することの意味と抵抗の可能性について検証する。会場では田部の作品28点のほか、牛島智子、志賀理江子、金川晋吾、谷澤紗和子、飯山由貴、笹岡由梨子の6名による映像、写真、インスタレーション、立体、絵画作品が展示。

会期:2025年11月1日~2026年2月15日
会場:国立国際美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55
電話番号:06-6447-4680
開館時間:10:00~17:00(金~20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし11月3日、11月24日、1月12日は開館)、11月4日、11月25日、1月13日、年末年始(12月28日~1月5日)
料金:一般 1500円 / 大学生 900円