都立美術館などを運営する公益財団法人東京都歴史文化財団は、18歳以下の若年層(2006年4月2日以降生まれ)を対象に、文化に親しんでもらうための取り組みとして「Welcome Youth(ウェルカムユース)」事業を2025年も実施。都立施設の展覧会を期間限定で無料公開する。
昨年に引き続き実施される本事業の期間は2025年3月1日~4月6日。対象となるのは、東京都庭園美術館、江戸東京たてもの園、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都美術館の5施設だ。
対象展覧会は、東京都美術館の「ミロ展」(全会期通じて18歳以下無料)、東京都庭園美術館の「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」、東京都現代美術館の「MOT アニュアル2024 こうふくのしま」「MOT コレクション 竹林之七妍/小さな光/開館30周年記念プレ企画 イケムラレイコ マーク・マンダース Rising Light/Frozen Moment」「坂本龍一|音を視る 時を聴く」、東京都写真美術館の「恵比寿映像祭2025 コミッション・プロジェクト」(全会期通じて無料)「APA アワード2025」「鷹野隆大 カスババ -この日常を生きのびるために-」、江戸東京たてもの園の「江戸東京博物館コレクション~江戸東京のくらしと食べ物~(仮称)」(入園料も無料)。
25年3月1日からはSound AR™システムLocatone™(ロケトーン)を使って、都立文化施設を巡りながらストーリーを楽しめるデジタルコンテンツの提供もスタート。また2025年1月から2月にかけて東京文化会館で開催する音楽公演も事業対象となり、抽選で計100名が招待される。