京都市内の10ヶ所に若手作家14名が集結。「逆旅京都(げきりょ きょうと)」が開催中

京都の宿泊施設や商業施設、公共空間など市内10ヶ所を会場に、京都に縁のある若手アーティスト14名による作品を紹介する展覧会「逆旅京都(げきりょ きょうと)」が開催中。会期は11月6日まで。

ホテル ザ セレスティン京都祇園での展示風景より、清原遥《トワイライト・タイム》(2024)撮影=岡はるか

 京都市とArt Rhizome KYOTO実行委員会が主催する展覧会「逆旅京都(げきりょ きょうと)」が、京都の宿泊施設や商業施設、公共空間など市内10ヶ所で開催されている。会期は11月6日まで。

 本展は、京都に縁のある若手アーティスト14名による作品展示で、観光地として知られる京都の歴史や文化に触発された作品が紹介されている。約100点の展示作品は、10月31日から11月6日までの期間中、特設サイトを通じて購入することもできる。

湊茉莉 王朝シリーズXI、守護神像 2017
撮影=今村裕司 画像提供=艸居

 参加アーティストには、現在京都市立芸術大学博士課程在学中の漆芸家・呉雯雯、2019年に銀座メゾンエルメスで個展開催など国内外で国内外で評価を得ている湊茉莉、数々の美術展や映画祭で作品を発表し注目を集める映像作家/美術家・林勇気など、多彩なメディアと表現手法を駆使する14名が名を連ねている。

宮田彩加 Knots Flower and Birds –Vine– 2020

 また、ホテル ザ セレスティン京都祇園では、吹き抜けのメインロビーを会場に、染織作家・清原遥によるテキスタイルインスタレーションが展示。堀川新文化ビルヂングでは、京都市芸術新人賞を受賞し、札幌国際芸術祭にも参加した宮田彩加が糸を用いた刺繍作品を新作と旧作を交えた展示を行っている。

 ほかには、品川亮、嶋春香、澄毅、高田マル、谷本真理、中村夏野、長谷川由貴、森夕香、吉浦眞琴も参加。各会場の文化的な特性にあわせた展示をぜひ京都で堪能してほしい。

品川亮 朝顔図 2024
嶋春香 移ろいの庭 scene #6 2024
森夕香 交換 2024

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