東京・上野の国立西洋美術館で「モネ 睡蓮のとき」が開催される。会期は10月5日~2025年2月11日。
本展では、第一回印象派展の開催から150年を記念するとともに、モネの晩年の活動にフォーカスする。世界最大級のモネ・コレクションを誇るパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含む厳選された約50点が来日。日本国内に所蔵される作品も加え、“印象派を超えた” モネの芸術の幅広い展開をエピローグを含む全5章立てで追うものとなる。
例えば、特定の画題を異なる季節や時間で複数枚を描く「連作」から最晩年のモネにとって重要なテーマであった「睡蓮」も20点以上が出展。また、モネが構想した大装飾画に関連して横3メートルにおよぶ《藤》や《アガパンサス》の装飾画のための習作といった印象派を超えた試みが紹介されるほか、水面に柳がS字形に反映された《睡蓮、柳の反映》、日本の浮世絵からインスピレーションを受けた《日本の橋》などの小型連作までもが展示される予定だ。
なお、本展のアンバサダー、そしてテーマソングや音声ガイドは俳優・石田ゆり子が担当する。