東京都港区の東京美術倶楽部で、現代工芸作家48名の展覧会「『工+藝』 KO+GEI 2024」が開催される。会期は5月23日〜26日の4日間。
東京美術倶楽部は1907年(明治40年)の創立以来、100年以上にわたり、日本の優れた美術品の保存・活用ならびに美術に対する正しい認識と理解の普及を図ることを目的として、様々な活動や事業を展開してきた。1991年(平成3年)に竣工した港区の東京美術倶楽部では、新旧文化・芸術の殿堂として各種催物を企画・開催している。
本展では、現代の工芸界を牽引する招待作家11名と、世界的に注目される新進気鋭の推薦作家37名の計48名の未発表作品を一堂に展示。伝統技術「工」の進化と、時代を反映した独創的な美意識「藝」の融合を探求する「工+藝」にフォーカスし、現代における工芸とは何なのかをあらためて考える機会となる。推薦作家からは、創立以来の「東京美術倶楽部大賞」も選ばれる予定だ。
展示作品も、会場またはオンラインで購入可能(申込多数の場合は抽選)となっている。さらに、会期中には有識者・作家によるギャラリートークが開催されるほか、茶室「済美庵」や日本庭園を利用・鑑賞することも可能のため、ぜひ足を運んでみてほしい。