今年3月11日に逝去したスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソン。その追悼展覧会「私のリサ・ラーソン / 追悼 リサ・ラーソン」が、株式会社トンカチが主催するギャラリー「のこぎり」で開催される。会期は4月12日〜6月2日。
リサ・ラーソンは1931年スウェーデン生まれ。ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校に学んだ後、スウェーデンの陶磁器メーカー、グスタフスベリのアートディレクターであったスティグ・リンドベリに請われグスタフスベリ社に入社。同社の黄金期を支える中心的なデザイナーとなる。52年に画家のグンナル・ラーソンと結婚。80年にフリーランスとなり、以後、数多くのクライアントと仕事をしてきた。2000年代より株式会社トンカチとのコラボレーションがスタートし世界的な再ブレークの契機となった。
本展はリサと交流のあった個人の視点で彼女との日々を回顧するもの。プライベートに撮影した写真や制作過程での原型、関係者の回想など、これまで未公開だった資料が展示されるという。
なお近接する直営店「TONKACHI,6」では、本展のギャラリー・ショップという位置づけでリサ・ラーソンのアイテムを特集する。