映画のセットのような舞台空間とオブジェクト、そして映像を組み合わせることで虚実入り混じる物語空間を生み出してきたアーティストの田村友一郎と、建築や都市、日常生活と創造行為の関係を問うプロセス重視のプロジェクトを実践してきたキュレーターの服部浩之。彼らがタッグを組む展覧会が、小山市立車屋美術館で開催される。
9月からの展覧会に向け、3月下旬より、両者が各人の興味関心に基づいてリサーチした素材をウェブサイト上でパラレルに蓄積していき、都市/生活/メディア、そして公共を切り口に両者がクロスするかたちを模索する。
展覧会の主題は現段階では不確定で、彼らのリサーチがクロスするごとに少しずつ焦点が定まっていく予定。その過程も含んだ新たな身体経験を生み出す展覧会となる。