坂本夏子にとって4年ぶりの個展がKanda & Oliveiraで開催へ。約100点ほどの新作が展示

坂本夏子にとって4年ぶりの個展「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」が、千葉・西船橋にあるギャラリー「Kanda & Oliveira」で開催される。会期は7月1日〜8月5日。

坂本夏子 Tiles | Signals, quantum painting 001 2021撮影=今村裕司

 千葉・西船橋にあるギャラリー「Kanda & Oliveira」で、坂本夏子にとって4年ぶりの個展「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」が開催される。会期は7月1日〜8月5日。

 坂本は1983年熊本県生まれで、現在は東京在住。これまで「ARKO 2013」(大原美術館、岡山、2013)、「迷いの尺度」(ANOMALYとNADiff a/p/a/r/t、東京、2019)などの個展を開催し、国立国際美術館、上野の森美術館、愛知県美術館、国立新美術館、熊本市現代美術館、ワタリウム美術館などでのグループ展に参加してきた。

坂本夏子 Tiles | Signals, unexpected rhythms 001 2022-23
撮影=今村裕司
坂本夏子 Tiles | Signals, occurrence process 001 2023
撮影=今村裕司
坂本夏子 Tiles | Signals, 6 studies (P), (J), (B), (C), (S), (D) 2022-23
撮影=今村裕司

 描くことの方法論に対して強い意識を持つ坂本。初期から「タイル」を重要なモチーフとして描き続け、2019年に発表された作品では「シグナル」という新たなモチーフが登場し、それまでの絵画や制作の方法論が大きく変わる契機にもなった。

 今回の展覧会では、坂本は「まだ無い世界」を描くための方法論的な実験をさらに推し進める。「タイル」と「シグナル」を掛け合わせる大型の絵画から、大作の制作の傍らで生まれた、個々に実験性の高い立体や小作品など、あわせて100点ほどの新作が展示。つねに挑戦的な制作の実験を続ける坂本の最新のアプローチを体感できる。

坂本夏子 From Tiles to Signals 2022
撮影=今村裕司
坂本夏子 de-structuring the self (making 8 tile patterns) 2022
撮影=今村裕司

編集部

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