2022.12.8

「マティス 自由なフォルム」展、2024年に開催へ

新型コロナの影響で開催延期となっていた国立新美術館の「マティス 自由なフォルム」展が、2024年2月14日から5月27日にかけて開催される。

公式サイトより

 当初2021年に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催延期となっていた国立新美術館の「マティス 自由なフォルム」展。同展が、2024年2月14日から5月27日にかけて開催される。

 20世紀最大の巨匠のひとりであるアンリ・マティス(1869〜1954)は、後半生を過ごした南フランス・ニースにて、様々な色が塗られた紙をハサミで切り取る技法「切り紙絵(きりがみえ)」による作品を精力的に制作したことで知られる。

 本展は、切り紙絵の重要なコレクションを誇るフランスのニース市マティス美術館の全面協力を得て、マティスの切り紙絵に焦点を当てながら絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイルなど約150点を紹介するもの。切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となる。

 なお2023年には、ポンピドゥー・センターの全面的協力を受けて東京都美術館でマティスの大規模回顧展が開催(2023年4月27日〜8月20)。奇しくも2年連続でマティスの作品群に触れられるという巡り合わせとなった。