日本を代表するクリエイティブディレクターのひとりとして知られる佐藤可士和(さとう・かしわ)の過去最大規模となった個展「佐藤可士和展」(国立新美術館)。その会場風景がVRで公開された。
この展覧会は、今年2月3日から5月10日まで開催予定だったものの、緊急事態宣言の影響で会期終盤の4月24日をもって閉幕。多くの惜しむ声が上がっていた。
今回公開されたのは、この展示風景のすべて。コロナ禍以降、多くの美術館が導入してきたオンラインビューイングシステム「Matterport」を使ったものだ。
擬似的に会場を進めるだけでなく、「ドールハウス」機能を使えば広大な会場を俯瞰して見ることもできる。またポイントごとに作品に関連する映像リンクが貼られており、より立体的に展覧会を楽しむことが可能となっている。
佐藤可士和のクリエイティブディレクションの多彩な側面が紹介されたこの展覧会。スマホやPCでじっくり鑑賞したい。