肖像専門美術館「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」の肖像画が来日する展覧会「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING & QUEEN展ー名画で読み解く 英国王室物語-」が、上野の森美術館で開催される。会期は2020年10月〜12月を予定。詳細な会期は決定次第発表となる。
「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」は1856年に開館。16世紀から現代に至るまでの絵画、彫刻、素描、写真、版画など、約21万点の肖像画を収蔵する。
今回の展覧会では、チューダー朝から現在のウィンザー朝に至るまで、5つの歴代王朝の貴重な肖像画や肖像写真が約100点来日する。ヘンリー8世、エリザベス1世、ヴィクトリア女王といった歴史上高名な君主から、現在の女王であるエリザベス2世、その息子のチャールズ皇太子や孫のウィリアム、ヘンリー両王子まで、英国王室の肖像画を展示。さらに、作品とともにそれぞれの人物史も紹介し、王室文化としての肖像画の歴史のみならず、英国王室の系譜も知ることができる展覧会だ。