小池百合子東京都知事の主導で方針変更した「トーキョーワンダーサイト」。TWS渋谷の跡地を活用して2017年に暫定オープンした東京都渋谷公園通りギャラリーが、18年から約2年の改修期間を経て、ついに2月8日にグランドオープンする。
渋谷区立勤労福祉会館の一階に開設された同ギャラリーは、東京都現代美術館によって運営。アートを通した多様性の理解促進と共生社会実現への貢献を目的とし、アール・ブリュットなどの様々な作品を展示するほか、交流、普及事業にも展開していくという。
グランドオープンを迎えるにあたり、同ギャラリーでは4月5日まで展覧会「あしたのおどろき」を開催。人々の日常に潜むおどろきや発見をテーマに、作品との出会いによって既存の価値観から脱し、新たな世界に気づくことを目指す。出展作家は末永史尚をはじめとする総勢13組。国内外で評価を受けるアウトサイダー・アーティストなど、多様なメンバーが鑑賞者に新たな視点を提供する。
会期中には、同じくオープン記念事業として、アーティストと来場者の交流プログラム「ひらく、つながる」も開催。小林勇輝によるインスタレーションや松岡亮による公開制作、音楽家・蓮沼執太によるパフォーマンス等のプログラムを予定している。こちらもあわせてチェックしたい。