若手アーティストの発掘支援やアーティスト・イン・レジデンス、作品展示などを行う拠点として、都内3か所(渋谷区神南、文京区本郷、墨田区立川)で活動を行う「トーキョーワンダーサイト」。10月から名称を「トーキョーアーツアンドスペース」に改め、本郷と立川の2ヶ所で活動を行う。
アール・ブリュットの拠点として再整備されるため閉館することとなった「トーキョーワンダーサイト渋谷」では、最後の開館日となる9月17日にクロージング・イベントを開催。オル太+開放回路、西原尚、潘逸舟の3組がパフォーマンスを行う。
また、名称が変更される「トーキョーアーツアンドスペース本郷」では、新名称での企画第一弾として「OPEN SITE 2017-2018」を開催。ジャンル・国籍を問わない公募によって選ばれた7つの企画と、トーキョーアーツアンドスペースが推奨する1企画の合計8つを、Part1とPart2に会期を分けて実施する。
Part1では、日本のラジオ体操など、アジア各地で行われる集団体操を通じてアジアの近代化について考察するキム・ウジンの展示や、長谷川新が「共生」をテーマにキュレーションする展覧会「不純物と免疫」などを開催。
Part2では、ビデオゲームのあり方を様々な角度から追求し、表現方法としている香港のアーティストたちを紹介する展示や、ルネサンスから現代までの音楽を探究するプロジェクトのために結成された「ガルヴァナイズ・アンド・フレットワーク・アンサンブルズ」による公演などが行われる。