もうひとつのヨコトリ「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020」が開催へ。障害の有無を超えて新たな表現を生み出す

障害を持つ人をはじめとする市民と、アーティストなど様々な分野のプロフェッショナルとの協働により新たな芸術表現を創造・発信する「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が、「横浜トリエンナーレ」にあわせて開催される。2020年夏にはプレ会期が開始、本会期は2020年11月12日〜28日。

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 「ヨコハマトリエンナーレ」と対をなすもうひとつのトリエンナーレである「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が、2020年11月12日~28日に行われる。

 障害を持つ人をはじめとする市民と、アーティストなど様々な分野のプロフェッショナルとの協働により、新たな芸術表現を創造・発信する場として2014年から3年に1度開催されてきた同芸術祭。今回はこれまで主会場だった象の鼻テラスを飛び出し、横浜の街の各所で企画展示、パフォーマンス、ワークショップを展開する。

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」会場風景 写真=山崎真

 2020年夏には、プレ会期としてドキュメント展示を開催。また本会期中は、障害や共生社会についての新たな切り口を、障害を持つ人とアーティストのコラボレーションによる多様な作品で提示する展覧会や、障害の有無を超えた多様性のメッセージを発信するサーカス・パフォーマンス作品の公演、そして市内の福祉施設とアーティストで共同開発するフードプロジェクトを実施する。

 過去2回の実績をもとに、これまで積み重ねてきた創作と支援人材育成の集大成を披露するとともに、「アートを通じて多様な人々の出会いと協働の機会を創出し、誰もが居場所と役割を実感できる場」を地域や日常に展開していくことを目指す「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」。参加作家やプロジェクトの内容など、その詳細を楽しみに待ちたい。

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」会場風景 写真=加藤甫

編集部

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