アール・ヌーヴォーを代表する芸術家として愛されるアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)。 「線の魔術」ともいわれる繊細な描写で展開される華やかなポスターは、 いまもなお世界中の人々を魅了しつづけている。
そんなミュシャの没後80年となる2019年、時代を超えて愛される画家・ミュシャの秘密を紐解くことを試みる展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」が、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催される。
本展では、ミュシャが手がけたポスターなどの代表作はもとより、初来日となるカリカチュア(風刺画)を含むミュシャ初期の貴重なイラストや、ミュシャ自身の収集品も展示。
加えて、ミュシャ作品に強く影響を受けた明治期の文芸誌の挿絵から、1960年代を中心にアメリカ西海岸やロンドンで一大ムーブメントを巻き起こしたグラフィック ・ アート作品、天野喜孝をはじめとする日本のアーティストやマンガ家まで、250点以上の作品が一堂に集結する。