信藤三雄は1948年東京生まれのアートディレクター。デザイン事務所や広告会社での勤務を経て、77年に独立。松任谷由実、ピチカート・ファイヴ、Mr.Children、MISIAなど、日本の音楽シーンをリードしてきた数多くのミュージシャンのCDジャケットを制作し、現在その数は1000枚を超えている。
今回世田谷文学館で開催される「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」展は、80年代の初期作から最新の仕事に至るまでの1000点以上の信藤作品を紹介する大回顧展。また、本展の空間プロデュースは信藤自身が行い、会場デザインは、コーネリアスや水曜日のカンパネラなど数多くのコンサートの舞台美術を手がけてきたデザイナーの遠藤治郎が担当する。
グラフィックデザインにとどまらず、映像ディレクターとしてミュージックビデオや企業CMなどで活躍してきた信藤のクリエイティビティの足跡をたどることができるだろう。