1980年代の日本美術とは何だったのか。「サブカルチャー」「インスタレーションという形式」「社会とのかかわり」「オルタナティブ・スペース」「メディア・アート」「美術という制度を相対化する視点」など、今日の美術に直接つながる数々の重要な動向がその時代に生まれた。
「起点としての80年代」は、展覧会タイトルの通り、80年代の日本の美術を再検証するもの。今日のアートシーンの起点を「80年代」という狭義の「美術」の中で探っていく。本展には、大竹伸朗、岡崎乾二郎、川俣正、中村一美、宮島達男、森村泰昌、横尾忠則などが出品予定。80年代のアートシーンを追体験しながら、日本を代表する作家たちの作品を通覧できる機会となる。