札幌国際芸術祭2017(札幌芸術の森など)
2回目の開催となる札幌国際芸術祭。今回は、ゲストディレクターに音楽家の大友良英を迎え、「芸術祭ってなんだ?」をテーマに掲げる。前回を上回る約100組のアーティストが参加し、札幌の市街地を中心に、札幌芸術の森やイサム・ノグチがデザインしたモエレ沼公園など30を超える会場で、美術や音楽などといった分野の垣根を超えた作品の数々を展開する。
札幌国際芸術祭2017
会期:2017年8月6日~10月1日
会場:札幌芸術の森、モエレ沼公園、まちなかエリア、円山エリア、札幌資料館、JRタワープラニスホール、札幌大通地下ギャラリー 500m美術館ほか
パスポート料金:一般 2200円 / 札幌市民・北海道民 一般 1800円 / 高校・大学生 800円
横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL(十和田市現代美術館)
1970年代初頭、風景画のシリーズ「日本原景旅行」の制作のため日本各地を旅した横尾忠則。その際、十和田で描いた《十和田湖 奥入瀬》(1973)は、後の横尾の代表的なテーマである「瀧」のルーツとも言われている。本展では、瀧に関連する作品や、水の流れを表現するテクナメーションという手法を用いた作品を厳選して紹介。あわせて、初期作品や未発表の新作も公開する。
横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL
会期:2017年6月17日〜9月24日
会場:十和田市現代美術館
住所:青森県十和田市西二番町10-9
電話番号:0176-20-1127
開館時間:9:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
料金:企画展+常設展 セット券 1000円
企画展個別料金 一般 600円 / 高校生以下無料
Reborn-Art Festival(宮城県石巻市 市街地など)
今年新たにスタートした「Reborn-Art Festival」は、東日本大震災で被災した宮城県・石巻地域を舞台に、地域を活性化し、新たな価値を創造するきっかけをつくることを目的としたアート・音楽・食の総合イベント。会場となる4つのエリアには美術館・博物館がなく、作品の約8割が屋外に設置されているのが本芸術祭の特徴だ。石巻の風景のなかで、被災地と向き合いながら制作された作品を見ることができる。名和晃平や草間彌生、Chim↑Pomなどが参加。
Reborn-Art Festival 2017
会期:2017年7月22日~9月10日
会場:宮城県石巻市(牡鹿半島、市内中心部)、松島湾(塩竈、東松島、松島町)、女川町
パスポート料金:一般2日券 3000円 / 一般3日券 4000円 / 学生・シニア2日券 2000円 / 学生・シニア3日券 3000円
2D(にじげん)プリンターズ(栃木県立美術館)
社会における美術の位置を科学理論との対比から再考する試みを続けてきた栃木県立美術館では、近年急速に発展する「複製技術」に焦点を当てた展覧会が開催されている。福田美蘭、橋本聡、折元立身、郭徳俊などの作品約200点を通し、複製技術と手わざとを比較しながら、21世紀の今日、美術が持つ「価値」を問い直す。
2D(にじげん)プリンターズ 芸術:世界の承認をめぐる闘争について
会期:2017年7月15日〜9月18日
会場:栃木県立美術館
住所:栃木県宇都宮市桜4-2-7
電話番号:028-621-3566
開館時間:9:30〜17:00(入館〜16:30)
休館日:月(ただし7月18日と9月18日は開館)、7月19日
料金:一般 800円 / 大高生 500円 / 中学生以下無料
ラップ・ミュージアム展(市原湖畔美術館)
千葉県の市原湖畔美術館では、日本初の「ラップ」をテーマにした展覧会が開催中。いとうせいこう&TINNIE PUNXからKOHHまで、ラップのリズムの構造を可視化させた映像作品や、ラッパーが実際に使用したリリック帳などの展示のほか、ラップにまつわるグラフィックや地域コミュニティとの関係など、ラップに付随する様々な文化的実践を紹介する。
ラップ・ミュージアム展
会期:2017年8月11日〜9月24日
会場:市原湖畔美術館
住所:千葉県市原市不入75-1
電話番号:0436-98-1525
開館時間:10:00〜17:00(土日祝は延長あり、入場は閉館の30分前まで)
休館日:月(祝日の場合は翌日)
料金:一般 800円 / 65歳以上・大高生 600円 / 中学生以下 無料