EXHIBITIONS
春の江戸絵画まつり ふつうの系譜
「奇想」があるなら「ふつう」もあります―京の絵画と敦賀コレクション
府中市美術館は、「春の江戸絵画まつり ふつうの系譜」展を開催。2020年に新型コロナウイルス感染症の影響により途中閉幕となった、「敦賀コレクション」による展覧会を再構成する。
これまで府中市美術館では、福井県にある敦賀市立博物館のコレクションを過去の「春の江戸絵画まつり」展でも紹介してきた。今回は「ふつうの系譜」をテーマに日本美術史の主流とされる、やまと絵や円山四条派などの作品を俯瞰する。
伊藤若冲や曽我蕭白ら「奇想の画家」の人気が高まる昨今。いっぽう、「奇想」への注目によって「ふつう」に区分される江戸時代の「きれいなものづくり」には、豊かな歴史と美の手法が生きている。そして「奇想」の魅力は「そうではないもの」、「ふつう」があって初めて成り立つといえるかもれない。
本展の出展作家は、浮田一蕙(やまと絵)、狩野養信(狩野派)、円山応挙(円山四条派)など。また岸駒や原在中ら、「ふつう」と「奇想」のあいだにいるユニークな画家たちや、日本の絵ならではの絵具や墨の技法にも注目する。
美を追求した「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たちの作品の見ることは、奇想、そして日本美術史のさらなる魅力を知るきっかけとなるだろう。
これまで府中市美術館では、福井県にある敦賀市立博物館のコレクションを過去の「春の江戸絵画まつり」展でも紹介してきた。今回は「ふつうの系譜」をテーマに日本美術史の主流とされる、やまと絵や円山四条派などの作品を俯瞰する。
伊藤若冲や曽我蕭白ら「奇想の画家」の人気が高まる昨今。いっぽう、「奇想」への注目によって「ふつう」に区分される江戸時代の「きれいなものづくり」には、豊かな歴史と美の手法が生きている。そして「奇想」の魅力は「そうではないもの」、「ふつう」があって初めて成り立つといえるかもれない。
本展の出展作家は、浮田一蕙(やまと絵)、狩野養信(狩野派)、円山応挙(円山四条派)など。また岸駒や原在中ら、「ふつう」と「奇想」のあいだにいるユニークな画家たちや、日本の絵ならではの絵具や墨の技法にも注目する。
美を追求した「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たちの作品の見ることは、奇想、そして日本美術史のさらなる魅力を知るきっかけとなるだろう。