EXHIBITIONS
神秘と象徴の中間:草間彌生のモノクローム
草間彌生美術館が「神秘と象徴の中間:草間彌生のモノクローム」展を開催。初期から現在に至るまで、草間彌生が継続して制作してきた多様なモノクローム作品を展覧する。
古来、水墨画や単彩画として東西に親しまれるモノクローム(単色)絵画は、20世紀美術における抽象表現の歩みとともに、様々な美術運動において展開されてきた。
草間もまた、モノクロームの作品を数多く制作。1959年の発表以降制作が続く「無限の網」に代表されるモノクローム絵画に始まり、白や金・銀1色で塗りつぶしたソフト・スカルプチュア、単色でありながらあらゆる色を反射する鏡の部屋や、単色の花で空間を埋め尽くすインスタレーション、そして最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」での、稀有な色彩感覚で組み合わされたモノクロームの作品群など、草間は単色あるいは地色と描画色の2色に限定したパレットでの制作を継続している。
本展では、近作の絵画《天国へ上る階段》(2019)やソフト・スカルプチュア《希死》(1975〜76)などを展示。草間が一貫して追求する自己消滅の表現における反語的な色彩の探求とも言える、独自のモノクロームの世界を紹介する。
※草間彌生美術館は、政府による緊急事態宣言を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月29日〜6月2日まで臨時休館。最新情報は公式ウェブサイトへ。
古来、水墨画や単彩画として東西に親しまれるモノクローム(単色)絵画は、20世紀美術における抽象表現の歩みとともに、様々な美術運動において展開されてきた。
草間もまた、モノクロームの作品を数多く制作。1959年の発表以降制作が続く「無限の網」に代表されるモノクローム絵画に始まり、白や金・銀1色で塗りつぶしたソフト・スカルプチュア、単色でありながらあらゆる色を反射する鏡の部屋や、単色の花で空間を埋め尽くすインスタレーション、そして最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」での、稀有な色彩感覚で組み合わされたモノクロームの作品群など、草間は単色あるいは地色と描画色の2色に限定したパレットでの制作を継続している。
本展では、近作の絵画《天国へ上る階段》(2019)やソフト・スカルプチュア《希死》(1975〜76)などを展示。草間が一貫して追求する自己消滅の表現における反語的な色彩の探求とも言える、独自のモノクロームの世界を紹介する。
※草間彌生美術館は、政府による緊急事態宣言を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月29日〜6月2日まで臨時休館。最新情報は公式ウェブサイトへ。