EXHIBITIONS

トライアローグ

横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション

2021.04.23 - 06.27

アンリ・マティス 待つ 1921-22 愛知県美術館蔵

ルネ・マグリット 王様の美術館 1966 横浜美術館蔵

ヴァシリィ・カンディンスキー 網の中の赤 1927 横浜美術館蔵

イヴ・クライン 肖像レリーフ アルマン 1962原型制作 愛知県美術館蔵

ジャクソン・ポロック 無題 1946 富山県美術館蔵

ゲルハルト・リヒター オランジェリー 1982 富山県美術館蔵 ©︎ Gerhard Richter 2021(08022021)

 横浜美術館からスタートした公立美術館3館の共同企画展「トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」が愛知県美術館に巡回する。

 横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の国内の各地域を代表する3つの公立美術館は、開館から30~40年の活動を通じて、それぞれ充実したコレクションを築いてきた。3館に共通するのは、20世紀の西洋美術を収集の柱のひとつとしていること。「トライアローグ(鼎談・三者会談の意)」という展覧会名を掲げた本展は、この3館から粒ぞろいの作品を結集させることで、20世紀の西洋美術の流れを俯瞰する。

 会場には、それぞれの館が誇る珠玉のコレクションが一堂に集結。パブロ・ピカソやジョアン・ミロ、パウル・クレーといった巨匠たちの名品から、アンディ・ウォーホル、フランシス・ベーコン、ゲルハルト・リヒターら第二次世界大戦以降の現代美術の大作に至るまで、約60作家約120点が展示される。

 また「トライアローグ」にちなんで、30年区切りの3章立てで紹介する作品のなかには、3館が共通して所蔵する作家にフォーカスし、比較展示する「Artist in Focus」のコーナーも設置。作家と作品への理解をさらに深めることができる。