EXHIBITIONS

鬼頭健吾「Space Out」

会場風景より(床面)鬼頭健吾 space out 2021 ©︎ Kengo Kito

会場風景より(床面)鬼頭健吾 space out 2021 ©︎ Kengo Kito

会場風景より(壁面)鬼頭健吾 cart wheel galaxy 2021 ©︎ Kengo Kito

会場風景より(壁面)鬼頭健吾 cart wheel galaxy 2021 ©︎ Kengo Kito

 アーティスト・鬼頭健吾の個展「Space Out」が東京のケンジタキギャラリーで開催されている。

 鬼頭は1977年愛知県生まれ。名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。フラフープやスカーフといった既製品を素材に、モーターによる動きなども取り入れた大規模なインスタレーションを発表してきた。

 近年の個展に、「鬼頭健吾展 Untitled(hula-hoop)」(上野の森美術館ギャラリー、東京、2021)、「ザ・トライアングル 鬼頭健吾:Full Lightness」(京都市京セラ美術館、2020)。今年京都にオープンしたギャラリー「MtK Contemporary Art」のディレクションなども手がけ、幅広く活動している。

 本展では、既製品の布、寝袋やマットレス、キャンバス、鏡や映像を用いた新作を発表。作家自身が住む地域から見える、山と家々が重なり合う風景からヒントを得たインスタレーションは、異質な層や次元、鬼頭の独特の色と光が混ざり合って展開される。

※東京都の緊急事態宣言発令に伴い、ケンジタキギャラリー(東京)は5月12日~5月31日まで臨時休廊。最新情報は公式ウェブサイトへ。