EXHIBITIONS

日本のたてもの ー自然素材を活かす伝統の技と知恵

近代の日本、様式と技術の多様化

2020.12.08 - 2021.01.11

帝国ホテル旧本館 1/200模型 株式会社帝国ホテル蔵 ※展示会場=国立科学博物館

光の教会 1/10模型 安藤忠雄建築研究所蔵 ※展示会場=国立科学博物館

 木や草、土など、多様な自然素材を優れた造形物へと昇華させてきた日本の伝統建築。展覧会「日本のたてもの ―自然素材を活かす伝統の技と知恵」では、古代から現代までの日本を代表する建築の模型・資料を一堂に公開する。

 本展は、文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で取り組む、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』−皇室の至宝・国宝プロジェクト−」の一環として、国立科学博物館、東京国立博物館、国立近現代建築資料館を会場に、3つのテーマで展示を行う。

 国立科学博物館では「近代の日本、様式と技術の多様化」をテーマとして、主に近代以降の日本の建築やその様式について、「建築模型」や図面・建築素材などの関連資料を展示。展示模型は、第一国立銀行、三菱第1号館、帝国ホテル旧本館、旧東京科学博物館本館、京都迎賓館、光の教会、霞が関ビルディング、東京都庁舎ほか合わせて12件を紹介する。

 なお東京国立博物館では「古代から近世、日本建築の成り立ち」(2020年12月24日~2021年2月21日)、国立近現代建築資料館では「工匠と近代化―大工技術の継承と展開―」(2020年12月10日~2021年2月21日)をテーマに開催される。