EXHIBITIONS
日本のたてもの ー自然素材を活かす伝統の技と知恵
工匠と近代化―大工技術の継承と展開―
古代から現代までの日本を代表する建築の模型・資料を一挙公開する展覧会「日本のたてもの ―自然素材を活かす伝統の技と知恵」が開催。本展は、文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で取り組む、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』−皇室の至宝・国宝プロジェクト−」の一環として、国立科学博物館、東京国立博物館、国立近現代建築資料館を会場に、3つのテーマで展示を行う。
国立近現代建築資料館の「工匠と近代化―大工技術の継承と展開―」では、近世から近代への移行期に、木造建築の伝統技術で進んだ「近代化」の実態を、模型を含む建築資料を用いて視覚的にとらえることを試みる。
本展は、江戸時代後期から大正時代(1800年前後〜1920年代)の日本において、西洋に倣った近代化ではなく、日本の木造建築の伝統技術を継承する「工匠」たちが国内から進めた「近代化」に注目。「工匠」たちの例として、代々大工を家業とした岩城家(富山県)、久保田家(愛媛県)、内田家(岐阜県)を取り上げ、いまに残された図面・彫物絵様・文書・書簡・建築技術書・大工道具などの建築資料を使って、それぞれの歩んだ軌跡を浮かび上がらせる。
加えて、日本の伝統建築界の重鎮・9代伊藤平左衛門(1829〜1913)、大島盈株(1842〜1925)、木子清敬(1845〜1907)、伊東忠太(1867〜1954)などの活動を、岩城家・久保田家・内田家の軌跡に重ね合わせた展示も設ける。
なお国立科学博物館では「近代の日本、様式と技術の多様化」(2020年12月8日~2021年1月11日)、東京国立博物館では「古代から近世、日本建築の成り立ち」(2020年12月24日~2021年2月21日)をテーマに開催される。
国立近現代建築資料館の「工匠と近代化―大工技術の継承と展開―」では、近世から近代への移行期に、木造建築の伝統技術で進んだ「近代化」の実態を、模型を含む建築資料を用いて視覚的にとらえることを試みる。
本展は、江戸時代後期から大正時代(1800年前後〜1920年代)の日本において、西洋に倣った近代化ではなく、日本の木造建築の伝統技術を継承する「工匠」たちが国内から進めた「近代化」に注目。「工匠」たちの例として、代々大工を家業とした岩城家(富山県)、久保田家(愛媛県)、内田家(岐阜県)を取り上げ、いまに残された図面・彫物絵様・文書・書簡・建築技術書・大工道具などの建築資料を使って、それぞれの歩んだ軌跡を浮かび上がらせる。
加えて、日本の伝統建築界の重鎮・9代伊藤平左衛門(1829〜1913)、大島盈株(1842〜1925)、木子清敬(1845〜1907)、伊東忠太(1867〜1954)などの活動を、岩城家・久保田家・内田家の軌跡に重ね合わせた展示も設ける。
なお国立科学博物館では「近代の日本、様式と技術の多様化」(2020年12月8日~2021年1月11日)、東京国立博物館では「古代から近世、日本建築の成り立ち」(2020年12月24日~2021年2月21日)をテーマに開催される。