EXHIBITIONS
宮島達男 クロニクル 1995-2020
国際的に活躍するアーティスト・宮島達男が、首都圏の美術館では12年ぶりとなる大規模個展を開催する。
宮島は1957年東京都生まれ。80年代より、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、これまで30ヶ国250ヶ所以上で作品を発表。とくにLED(発光ダイオード)のデジタル・カウンターを使用した作品で知られ、0を抜いたデジタル数字の1から9の変化を永遠に繰り返すことで、命の輝きを表し、また人間にとって普遍的な問題である「生」と「死」の循環を見る者に想像させる。
千葉市美術館の開館25周年を記念した本展は、世界各地で参加者と協同で行う「時の蘇生・柿の木プロジェクト」を始動させるなど、宮島にとっても重要な転換期にあたる1995年を起点に構成。時間と空間に深く関わる作品表現の本質に、「クロニクル(年代記)」というテーマから迫ることを試みる。
会場では、同館開館記念展「Tranquility—静謐」に出品された《地の天》など代表的なLED作品をはじめ、パフォーマンス映像、プロジェクトを軸とする作品まで、作家の複層的な活動を展観。さらに「不確定性」をテーマとした2020年の最新作や、杉本博司、李禹煥、河原温ら、千葉市美術館の所蔵品とのコラボレーション作品も発表する。
「Art in You(アートインユー)」を提唱する宮島。生きることの意味と平和と共生の意義を、他者との開かれた対話を通して問い続けてきた豊かな世界観は、未来への新たな視座を投げかけるだろう。
宮島は1957年東京都生まれ。80年代より、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、これまで30ヶ国250ヶ所以上で作品を発表。とくにLED(発光ダイオード)のデジタル・カウンターを使用した作品で知られ、0を抜いたデジタル数字の1から9の変化を永遠に繰り返すことで、命の輝きを表し、また人間にとって普遍的な問題である「生」と「死」の循環を見る者に想像させる。
千葉市美術館の開館25周年を記念した本展は、世界各地で参加者と協同で行う「時の蘇生・柿の木プロジェクト」を始動させるなど、宮島にとっても重要な転換期にあたる1995年を起点に構成。時間と空間に深く関わる作品表現の本質に、「クロニクル(年代記)」というテーマから迫ることを試みる。
会場では、同館開館記念展「Tranquility—静謐」に出品された《地の天》など代表的なLED作品をはじめ、パフォーマンス映像、プロジェクトを軸とする作品まで、作家の複層的な活動を展観。さらに「不確定性」をテーマとした2020年の最新作や、杉本博司、李禹煥、河原温ら、千葉市美術館の所蔵品とのコラボレーション作品も発表する。
「Art in You(アートインユー)」を提唱する宮島。生きることの意味と平和と共生の意義を、他者との開かれた対話を通して問い続けてきた豊かな世界観は、未来への新たな視座を投げかけるだろう。